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新型コロナウイルス感染症における院内感染対策2
2020/05/10
お知らせ
ネット上では様々な情報が錯綜していますが、ゴールデン・ウィーク明けより一部院内感染対策を変更しました。
ウイルスは空気中にも漂う、とのことですので、加湿器に次亜塩素酸水(20ppm)を市販の加湿器で噴霧し続けています(業務用注文済み、入荷待ち)が、病院内での院内感染等では床にもウイルスが存在し、職員等が歩くことで伝搬する、との記事もありました。八尾市河村歯科医院はバリアフリー化に伴い、常日頃から土足ですので、床には病院用ハイター(次亜塩素酸ナトリウム6%)を水道水で希釈(400~800ppm)し、ことあるたびに噴霧しクイックルワイパーで拭いていました。しかしアルカリは体によくない、とのことで、今回は炭酸を用いて希釈(1000ppm)し噴霧することにしました。
2NaClO(次亜塩素酸ナトリウム) + H2CO3(炭酸水)
→Na2CO3(炭酸ナトリウム) + 2HClO(次亜塩素酸水)
を信じて対応する事としました。 少なくともハイター原液を水で薄めたものよりもウイルスに対する効果は強く、しかも体への影響は少ないのでは、と今現在では考えています。
手間も市販の炭酸水を加えるだけなので、一手間増えると言えばそうですが、ハイターも炭酸水も入手は比較的簡単ですので、コスト等も考えれば納得のいく範囲だと思います。
また、帰宅時に靴底等に噴霧する用に自宅で作成した時の写真を載せておきます。
ハイター16.7mlを(ハイターのキャップに8部目ぐらい)1Lの空のペットボトルに入れ、先に水を100〜150ml程度入れて薄めます。
薄めたハイター液に炭酸水を150ml入れ、混ぜます。炭酸水ですが、すぐに化学反応が起こるのか?いわゆるシュワシュワは入れた途端に無くなります。その後水を追加し合計1Lに薄めます。
保管容器は遮光性のあるものの方が良いみたいですが、ペットボトルにアルミ箔を巻いてみたりもしましたが、もこもこしますし、そもそも霧吹きが手に入りにくい状態ですので、今あるのは透明のケースのものしかありません。
なるべく日光をさけ、涼しい場所での保管が良いのでしょうが、1度に大量に作成するのではなく、使い切りの量を設定し作成するのがいいのではないでしょうか。医院では半日でほぼ1Lを使いきってしまいますし、数日経てば塩素が抜けてしまいますが、全く効果がなくなるわけではないので、(ただウイルスを死滅できるかは怪しくなるので)自宅では3−4日経てば捨てて新たに作り直しています。
ちなみにp H試験紙でできた次亜塩素酸の酸性度を測定してみました。
p H5程度 間違いなく賛成でした。
残った作成液ですが、隣の犬(表紙の写真)がおしっこした後に使用し流しています。4-5日経っていても消臭効果は十分にあります! これから気温が上がってくると効果は薄れてくるかもしれませんが、今までは単なる水で流していた事を思うとまだましなのではないでしょうか?
ちなみに 病院用ハイター原液を調べてみたら...